建設現場の入り口

家族は何人でどん

しかし、夏をむねとすべしガラス戸は必ずしも良いことばかりではありませんでした。
ガラスは、という観点から考えると、日本の風土の中では、昔の木造住宅は、一番外側に木の雨戸があり、側と座敷との間に障子があったのです。
それを開けると部屋ではなく、縁側がありました。
そして縁外気と内気を隔てるものはこの障子紙1枚、まさしく紙一重で、それなりに温かく、同時につねにある程度の換気も保たれている状態でした。畳の衛生上にも、それはたいへんよい働きをしてきた。
明治から大正と、次第にガラスが建具として普及してきた結果、元は雨戸1枚しかなかったのに、その内側にガラス戸がつくようになりました。雨戸を開けても、ガラス戸は閉めておくという状態では、どうしても換気が悪くなる。それでもまだガラス戸が引き開けられるうちは良かったのです最近の建築工法では、グラスウォールといって、ガラス自体が外壁材になっていることが多い。そうするとガラスがサッシとともに力学的なものを担っているわけで、特に高層建築の場合は、窓を開けることは絶対にできません。そして人々も、完全冷暖房を前提として、窓が全然開かなくても平気だと思うようになってきてしまったのです。
しかも、そのガラスによる気密性と、ています。ガラスという便利な建材が、捉えてもいい。
室内での新建材の使用によって、今日では様々な問題が引き起こされつまりさまざまな今日的問題の元凶になっている、とそういうふうに私自身も被害を被っている、喘息やアトピーなどのいわゆるシックハウス症候群、それからオフィスにおける冷房病、ノイローゼ、不定愁訴、うつ病といった高層閉所における精神的諸問題がそれです近ごろは、シックハウスどころか、うな問題が増えていますシックスクール症候群というのまであり、子供たちの学校でも、同じよ僕らが子供のころのガタピシとした木造校舎では、そんな症状は起きようもなかった。

マンションだと感心

建築物に建て直す改築と呼ばれるものがぁところが、今ではすっかりどこの学校もコンクリート校舎になり、アルミサッシでピシャッと気密が保たれてしまっている。見た目はそれでたしかに立派な建物になったけれど、空気を締め切った中で、子供たちがゴタゴタと暮らしていると、どうしてもそこに必要以上の化学物質かたまってしまう。あるいは風邪などの病原体も溜まりやすいそういった影響を、幼いころから受けてしまうのは、ひじょうに問題だと思います。
その意味で、私は、はめ殺し、ガラスブロックといった類のものは、必要以上には家のなかに使わないほうがよいと思っています。ただここにはめ殺しを使ったらしゃれてていい、なんてデザイン優先の設計は大い疑問です実は、前の家には南東の角にはめ殺し窓があって、し込む直射日光のために、暑くてしょうがなかった。
らな最初は見てくれがよかったけれど、夏はもうそこから差せめてこのガラス窓が開けばと、どれほど思ったかわかあるいは、吹き抜けの屋根採光をよしとする人もいるけれど、実際のところ、夏の真昼の陽光など、暑くてしょうがない。それに、吹き抜け空間というのは、まあ見てくれは素敵かもしれないし、解放感もあるけれどその欠点も認識しておくべきものだと思います。たとえば、吹き抜けの壁の上部にはめ殺しのガラス窓をつけて採光する、なんてのは、最初こそ素敵だけれど、ものの二、三年もすると汚くなってきます。しかし、そのはるか梁に近く位置する窓を、どうやって掃除するのでしょうか。内外ともに、拭くだけで大仕事ですしかも、天井から長いコードを下げてランプを吊るして、おしゃれだと思っている人もいるかもしれないけれど、そこにクモの巣などがついたら、見た目も台無しになります。また、それこそ掃除も大変です。そういう先を予見して設計に当たるということが、非常に大切です。すぐ目の前の格好だけを追っては、あとで後悔のもとですから
壁材は漆喰か板が理想本来であれば、壁は漆喰や木材といった自然素材が一番望ましいと思います。
私の家の地下室は、本当は漆喰壁にしたかったけれど、費用の問題等があって結局漆喰壁風のビニール壁紙を貼るということになりました。
すると、案の定、家を建ててから二、三年は、ずいぶんシックハウス的なものに悩まされました。

 

修繕積立金を値下げす

家をつくろうとしているはず時間が経つにつれ、少し収まってきたけれど、いまでもまだ、なんとなく喉がいらいらするという感じが残っています。
また、唯一、書斎の壁は木で造りましたが、それだって合板だから、やはりホルマリンが出ている。
つまり、昔の家ほど風通しがよくない家で、クハウスのような問題が起きてしまうのです。
新建材を使っていくと、どうしても化学物質が蒸散して、シッ少し前に、アスベストの発癌性が問題になりましたが、私が学校に通っていたころ、アスベストは、安くて耐火性があり優良建材だと言われ、そこら中に使われていました。けれども、発癌性があることが分かったことで、いまでは、毒ガスのような扱いになっている。そんなことをいまさら言われても、と言いたいけれど同時に、いまのプラスティック素材や塩ビ素材も、将来において、第二、第三のアスベストになる可能性だって皆無とは言えないかもしれません。世の中には、化学物質過敏症という恐ろしい病気に悩まされている人も少なくない。そうなると、家の建てかたを考えるときに、一つ一つ危険因子を点検するという考え方がどうしても必要になってきます。
ですから、どの素材についても、前もって、自主的に知識を得るようにしたほうがよいし、また、使うならそれを覚悟の上で使わないと、せっかく建てた家なのに、大きな後悔をするということになりかねない。
建築家のなかには、プラスティックや塩化ビニールといった素材をあえて多用したがる人もいるけれど、その家に住む人にとっては、とんだ災難になる可能性もあるのです。二十年も経ったら家を建て替えるから気にしないという人はいいけれど、安心して暮らせて、だんだんと味わいのある家にしていきたいと思うのであれば、そういった素材は、やはり極力使わないほうがいい。使わなくて済むものなら、決して使うべきではないとさえ思います。

壁の工夫壁をすべて自然素材にできたら、それに勝るものはないと思います。
とはいえ、家中の壁を自然素材にするとしたら、おそらく莫大なコストがかかります。だから、壁に関しては、どうしても妥協せざるを得なぃ面が多々ありますが、できるだけ有効な使い方ができるよう工夫をすることも可能なのですたとえば、ベニヤのなかでもシナベニヤという素材は、シナノキを薄くむいて、それを一番表面に張り合わせてあります。木版画の版木などにも使われますが、表面が平滑で、色が白く、なかなかよい風合いがあります。色目が濃いのや薄いのがあったり、途中から色が変わるものもあるので、きちんと色合わせをして使うと合板ではあるけれど、板張りの壁の風合いを出すことができるし、壁紙を貼る合成糊の揮発成分を避けるというメリットもあります。
マンションだと感心

マンションも少なくない工事を担当

しかし、夏をむねとすべしガラス戸は必ずしも良いことばかりではありませんでした。
ガラスは、という観点から考えると、日本の風土の中では、昔の木造住宅は、一番外側に木の雨戸があり、側と座敷との間に障子があったのです。
それを開けると部屋ではなく、縁側がありました。
そして縁外気と内気を隔てるものはこの障子紙1枚、まさしく紙一重で、それなりに温かく、同時につねにある程度の換気も保たれている状態でした。畳の衛生上にも、それはたいへんよい働きをしてきた。
明治から大正と、次第にガラスが建具として普及してきた結果、元は雨戸1枚しかなかったのに、その内側にガラス戸がつくようになりました。雨戸を開けても、ガラス戸は閉めておくという状態では、どうしても換気が悪くなる。それでもまだガラス戸が引き開けられるうちは良かったのです最近の建築工法では、グラスウォールといって、ガラス自体が外壁材になっていることが多い。そうするとガラスがサッシとともに力学的なものを担っているわけで、特に高層建築の場合は、窓を開けることは絶対にできません。そして人々も、完全冷暖房を前提として、窓が全然開かなくても平気だと思うようになってきてしまったのです。
しかも、そのガラスによる気密性と、ています。ガラスという便利な建材が、捉えてもいい。
室内での新建材の使用によって、今日では様々な問題が引き起こされつまりさまざまな今日的問題の元凶になっている、とそういうふうに私自身も被害を被っている、喘息やアトピーなどのいわゆるシックハウス症候群、それからオフィスにおける冷房病、ノイローゼ、不定愁訴、うつ病といった高層閉所における精神的諸問題がそれです近ごろは、シックハウスどころか、うな問題が増えていますシックスクール症候群というのまであり、子供たちの学校でも、同じよ僕らが子供のころのガタピシとした木造校舎では、そんな症状は起きようもなかった。

家族は何人でどん

ところが、今ではすっかりどこの学校もコンクリート校舎になり、アルミサッシでピシャッと気密が保たれてしまっている。見た目はそれでたしかに立派な建物になったけれど、空気を締め切った中で、子供たちがゴタゴタと暮らしていると、どうしてもそこに必要以上の化学物質かたまってしまう。あるいは風邪などの病原体も溜まりやすいそういった影響を、幼いころから受けてしまうのは、ひじょうに問題だと思います。
その意味で、私は、はめ殺し、ガラスブロックといった類のものは、必要以上には家のなかに使わないほうがよいと思っています。ただここにはめ殺しを使ったらしゃれてていい、なんてデザイン優先の設計は大い疑問です実は、前の家には南東の角にはめ殺し窓があって、し込む直射日光のために、暑くてしょうがなかった。
らな最初は見てくれがよかったけれど、夏はもうそこから差せめてこのガラス窓が開けばと、どれほど思ったかわかあるいは、吹き抜けの屋根採光をよしとする人もいるけれど、実際のところ、夏の真昼の陽光など、暑くてしょうがない。それに、吹き抜け空間というのは、まあ見てくれは素敵かもしれないし、解放感もあるけれどその欠点も認識しておくべきものだと思います。たとえば、吹き抜けの壁の上部にはめ殺しのガラス窓をつけて採光する、なんてのは、最初こそ素敵だけれど、ものの二、三年もすると汚くなってきます。しかし、そのはるか梁に近く位置する窓を、どうやって掃除するのでしょうか。内外ともに、拭くだけで大仕事ですしかも、天井から長いコードを下げてランプを吊るして、おしゃれだと思っている人もいるかもしれないけれど、そこにクモの巣などがついたら、見た目も台無しになります。また、それこそ掃除も大変です。そういう先を予見して設計に当たるということが、非常に大切です。すぐ目の前の格好だけを追っては、あとで後悔のもとですから
壁材は漆喰か板が理想本来であれば、壁は漆喰や木材といった自然素材が一番望ましいと思います。
私の家の地下室は、本当は漆喰壁にしたかったけれど、費用の問題等があって結局漆喰壁風のビニール壁紙を貼るということになりました。
すると、案の定、家を建ててから二、三年は、ずいぶんシックハウス的なものに悩まされました。

修繕積立金を値下げす

どんな人が自分の家時間が経つにつれ、少し収まってきたけれど、いまでもまだ、なんとなく喉がいらいらするという感じが残っています。
また、唯一、書斎の壁は木で造りましたが、それだって合板だから、やはりホルマリンが出ている。
つまり、昔の家ほど風通しがよくない家で、クハウスのような問題が起きてしまうのです。
新建材を使っていくと、どうしても化学物質が蒸散して、シッ少し前に、アスベストの発癌性が問題になりましたが、私が学校に通っていたころ、アスベストは、安くて耐火性があり優良建材だと言われ、そこら中に使われていました。けれども、発癌性があることが分かったことで、いまでは、毒ガスのような扱いになっている。そんなことをいまさら言われても、と言いたいけれど同時に、いまのプラスティック素材や塩ビ素材も、将来において、第二、第三のアスベストになる可能性だって皆無とは言えないかもしれません。世の中には、化学物質過敏症という恐ろしい病気に悩まされている人も少なくない。そうなると、家の建てかたを考えるときに、一つ一つ危険因子を点検するという考え方がどうしても必要になってきます。
ですから、どの素材についても、前もって、自主的に知識を得るようにしたほうがよいし、また、使うならそれを覚悟の上で使わないと、せっかく建てた家なのに、大きな後悔をするということになりかねない。
建築家のなかには、プラスティックや塩化ビニールといった素材をあえて多用したがる人もいるけれど、その家に住む人にとっては、とんだ災難になる可能性もあるのです。二十年も経ったら家を建て替えるから気にしないという人はいいけれど、安心して暮らせて、だんだんと味わいのある家にしていきたいと思うのであれば、そういった素材は、やはり極力使わないほうがいい。使わなくて済むものなら、決して使うべきではないとさえ思います。

壁の工夫壁をすべて自然素材にできたら、それに勝るものはないと思います。
とはいえ、家中の壁を自然素材にするとしたら、おそらく莫大なコストがかかります。だから、壁に関しては、どうしても妥協せざるを得なぃ面が多々ありますが、できるだけ有効な使い方ができるよう工夫をすることも可能なのですたとえば、ベニヤのなかでもシナベニヤという素材は、シナノキを薄くむいて、それを一番表面に張り合わせてあります。木版画の版木などにも使われますが、表面が平滑で、色が白く、なかなかよい風合いがあります。色目が濃いのや薄いのがあったり、途中から色が変わるものもあるので、きちんと色合わせをして使うと合板ではあるけれど、板張りの壁の風合いを出すことができるし、壁紙を貼る合成糊の揮発成分を避けるというメリットもあります。